意味
冷却水ポンプDに作動指令が出ていますが、想定どおりに応答しません。ポンプモーターの固着、リレー接点の溶着、またはドライバーの異常が考えられます。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
冷却水ポンプDは、冷却系の割り当てられた部分に冷却水を循環させます。コントロールモジュールはポンプDが作動指令に応答するか監視し、応答がない、または不十分だとP2C49を設定します。ポンプの固着や、ポンプを作動させる出力ドライバーの不良などが原因となります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- ポンプモーターの機械的な固着
- 出力ドライバーの異常
- カーボンや異物の堆積による動作不良
症状
- チェックエンジンランプまたは冷却系警告灯
- エンジンまたは構成部品の温度上昇
- 冷却ファンの作動頻度が通常より高い
診断方法
- フリーズフレームデータとライブデータを使って温度の推移を確認し、故障発生時にポンプDが作動指令を受けていたか調べます。
- 冷却系が冷えた状態で、ポンプD、コネクター、ハーネスを点検し、損傷、漏れ、端子の緩み、異物がないか確認します。
- スキャンツールの出力検査に対応している場合はポンプDに作動指令を出し、ポンプの作動と想定される冷却水の流れを確認します。
- 車両の配線情報とメーカーの仕様に従って、ポンプDの電源、アース、リレー、制御ドライバー回路を検査します。
- 電源と指令が届いているのにポンプDが作動しない場合は、指定された方法で機械的な固着や詰まりを確認します。
一般的な修理方法
- ポンプDの緩んだ、または損傷したコネクターや配線を接続し直すか修理します。
- ポンプが整備可能な場合は、ポンプDを妨げている異物や堆積物を取り除きます。
- 不良のリレーまたはポンプDの制御ドライバー回路を修理します。
- 固着した状態が続く、または作動指令検査に不合格の場合は、冷却水ポンプDを交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
水温が上昇する、または冷却系の警告がオーバーヒートを示している場合は走行を中止してください。ポンプDの循環不良はエンジンや冷却対象部品を損傷するおそれがあります。水温が正常であれば、必要な走行は短距離にとどめ、注意深く水温を監視してください。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。