意味
ターボチャージャー/スーパーチャージャーバイパスバルブBが固着状態を示しています。この系統の過給圧再循環を正確に指令できません。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- 排出ガスに影響を与えるため、排ガス検査に不合格になる可能性があります
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
ターボチャージャーまたはスーパーチャージャーのバイパスバルブBは、その系統の再循環経路を開閉して過給圧を調整します。コントロールモジュールは指令したバルブの作動と実際の応答を比較し、バルブBの固着を検出するとP2C29を設定します。そのため過給圧を確実に制御できなくなります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- バイパスバルブの機械的な固着
- カーボン堆積によるバルブの固着
症状
- チェックエンジンランプが点灯
- 大幅な出力低下/リンプモード
- 排気から青煙または黒煙が出る可能性
- 吸気系から口笛のような音またはシューという音がする
診断方法
- フリーズフレームデータとスキャンツールの過給圧およびバイパスバルブ指令データを読み取り、バルブBが応答しなくなる条件を確認します。
- エンジンを停止して冷ました状態で、バイパスバルブB、リンケージ、周辺の吸気ホースを点検し、動作を妨げる異物、損傷、バルブが自由に動かない兆候がないか確認します。
- バルブBのコネクターと配線を点検し、機械的な固着と誤認されるおそれのあるピンの緩み、腐食、損傷がないか確認します。
- スキャンツールが対応している場合は、バイパスバルブBに作動範囲全体の指令を出し、検出位置または過給圧の応答を指令値と比較します。
- バルブにアクセスできる場合は、堆積物や機械的な固着を点検し、アクチュエーターとバルブがメーカーの仕様どおりに動くことを確認します。
一般的な修理方法
- メーカーの整備手順で認められている場合は、バイパスバルブBを妨げている異物を取り除くか、堆積物を清掃します。
- バルブBの再循環経路にあるホースの漏れまたは外れを修理します。
- バイパスバルブBの損傷した配線またはコネクター端子を修理します。
- 機構の固着を確認した後、固着したバイパスバルブBまたは不良のアクチュエーターを交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
出力が著しく低下している、またはリンプモードに入っている場合は、追い越し、けん引、急勾配や高速での走行を避けてください。過給圧が制限されたり、不安定になったりするおそれがあります。煙が多い、エンジンの調子が悪い、または吸気漏れの大きな音が発生した場合は停車してください。運転を続けるとエンジンやターボチャージャーの損傷が悪化するおそれがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。