意味
バイパスバルブBが指令どおりに作動していません。機械的な異常が考えられます。ブースト制御では指令されたインテークマニホールド圧と実際の圧力を比較します。偏差が続く場合、ウェイストゲート、可変ベーン、ホース、またはアクチュエーターが要求された圧力を供給できていないことを示します。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- 排出ガスに影響を与えるため、排ガス検査に不合格になる可能性があります
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
ターボチャージャーまたはスーパーチャージャーのバイパスバルブBは、必要に応じて空気をコンプレッサーの周囲に流し、過給圧の制御を補助します。エンジン制御モジュールはバルブの応答を要求された作動範囲と比較し、バイパスバルブBが想定どおりに作動しない場合にP00C3を設定します。このコードは想定範囲を外れた性能を示すもので、必ずしも電気回路の断線や短絡を意味しません。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- カーボンの堆積によるバルブの引っ掛かり
- センサー素子が経年劣化し、校正範囲を超えている
- センサーの取り付けが緩み、信号が減衰している
症状
- 充電状態表示に異常が表示される
- 充電が開始しない、または中断することがある
- 充電速度が想定より遅い
診断方法
- スキャンツールを使用してフリーズフレームデータを記録し、故障発生時付近の指令過給圧と実過給圧を比較します。
- エンジンを停止した状態で、バイパスバルブB、ホース、リンケージ、コネクターに緩み、損傷、漏れ、異物がないか点検します。
- バイパスバルブBとアクチュエーターが、本来の作動範囲内で引っ掛かりなく動くか確認します。
- バイパスバルブBの配線とコネクターに腐食、端子の緩み、擦れ、熱による損傷がないか点検します。
- スキャンツールの作動指令またはメーカー指定の試験を使用して、バイパスバルブBのアクチュエーターの動きと過給圧の変化を比較し、メーカーの仕様に従ってアクチュエーターと回路を点検します。
一般的な修理方法
- バイパスバルブBのホースまたは電気コネクターの緩みを直し、確実に接続します。
- バイパスバルブBの回路の損傷した配線を修理するか、腐食したコネクターを交換します。
- メーカーの手順で認められている場合は、詰まったバイパスバルブBを清掃します。
- 固着したバイパスバルブB、アクチュエーター、またはリンケージを修理または交換します。
- 圧力試験とアクチュエーター試験で確認された過給漏れやその他の不具合を修理します。
運転を続けても大丈夫ですか?
故障を診断するまで急加速と高過給を避けてください。出力低下やリンプモードが発生することがあります。過給圧制御の不具合が続くと、エンジン性能と排出ガスが悪化することがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。