OBD-II 故障コード

P21C5: 還元剤レベルセンサーA 固着

意味

還元剤レベルセンサーAの信号が固着しているか、想定どおりに更新されていません。このコードは、センサーがフロートを使用していることを断定するものでも、原因を特定するものでもありません。

概要

  • 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
  • 排出ガスに影響を与えるため、排ガス検査に不合格になる可能性があります

仕組み

還元剤レベルセンサーAは、DEF/AdBlueの残量情報を排出ガス制御システムに送ります。センサー信号が想定どおりに変化しないと、このコードが記録され、残量表示の信頼性が低下する場合があります。このコードから、センサーがフロート式かどうかや、故障した部品は特定できません。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. 還元剤レベルセンサーAの故障
  2. センサー配線の断線または短絡
  3. コネクターの緩みまたは腐食
  4. センサーの作動を妨げる還元剤の堆積物

症状

  • チェックエンジンランプまたはNOx警告の点灯
  • AdBlue/DEFの残量または品質に関する警告
  • 警告無視による始動不可カウントダウンの可能性
  • 排出ガス検査(NOx)の不合格

診断方法

  1. フリーズフレームデータと還元剤残量のライブデータを読み取り、センサーAと、利用可能であればセンサーBのデータも確認します。運転条件が変わってもAの値が固定されたままか確認します。
  2. タンクが空または満タンだと決めつける前に、車両指定の方法で実際のDEF/AdBlue量を確認し、メーター表示と比較します。
  3. センサーAのコネクターと配線を点検し、端子の緩み、腐食、水分、損傷、擦れがないか確認します。
  4. メーカーの配線図と規定値を使って、センサーAの信号回路と電源/アース回路を点検し、信号の固定や断線、短絡がないか確認します。
  5. 配線に異常がなければ、センサーアセンブリーとタンク周辺に堆積物や詰まりがないか点検し、メーカーの手順に従ってセンサーAを試験します。

一般的な修理方法

  • DEF/AdBlue量が通常の作動範囲外であれば、適正量に調整します。
  • センサーAの腐食した端子や緩んだ端子を清掃し、確実に接続します。
  • 損傷した配線、または断線・短絡したセンサーAの配線を修理します。
  • 還元剤の堆積物がセンサーの作動を妨げている場合は清掃し、点検でセンサーAの故障が確認された場合は交換します。

運転を続けても大丈夫ですか?

車両が正常に作動していれば通常は走行できますが、センサーAが固着している可能性があるため、DEF/AdBlueの表示残量を当てにしないでください。排出ガス警告が続くと始動禁止カウントダウンにつながることがあるため、指定の方法で液量を確認し、カウントダウンに従ってください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

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