OBD-II 故障コード

P0C72: ハイブリッド/EVバッテリー温度センサーE/F相関

意味

HVバッテリー温度センサーEとFの信号が、校正済み許容範囲内で一致していません。

概要

  • 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
  • エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります

仕組み

HVバッテリー制御システムは温度センサーEとFの測定値を比較し、両者に妥当な関係があるか確認します。このコードは、両者の差が校正済み許容範囲を外れたときに設定され、バッテリー温度の推定精度が低下します。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. バッテリー温度センサーEまたはFの故障
  2. センサー回路の配線損傷または接続不良

症状

  • EV/ハイブリッドシステム警告灯の点灯
  • 出力低下またはリンプモードへの移行
  • 充電不能または充電時間の延長
  • EV走行可能距離の低下

診断方法

  1. ハイブリッド対応のスキャンツールでフリーズフレーム情報を取得し、センサーEとFのライブ温度を他のバッテリーセンサーと比較します。
  2. HVシステムを安全に停止した状態で、センサーEとFのコネクターおよび手の届く範囲のハーネスに、腐食、緩み、端子の損傷、擦れがないか点検します。
  3. ライブデータを確認し、センサーEまたはFの値が固定されている、不安定である、または周囲のバッテリー温度と一致しない状態がないか調べます。
  4. 配線図とメーカーの手順に従い、センサーEとFの回路に断線、短絡、接続不良がないか点検します。
  5. 両回路に異常がなければ、メーカーの仕様に照らしてセンサーEとFを個別に点検します。

一般的な修理方法

  • センサーEまたはFのコネクターの緩みや損傷を修理し、確実に接続します。
  • E/Fセンサー回路の損傷または腐食した配線を修理します。
  • 個別点検で不良と判定されたセンサーEまたはFを交換します。
  • コードを消去し、メーカーの手順に従ってE/F間の温度関係が正常であることを確認します。

運転を続けても大丈夫ですか?

センサーEとFのバッテリー温度の測定値が一致しないため、車両が出力を制限したり、充電を制限したりすることがあります。故障を点検するまでは大きな負荷を避け、車両から離れた状態での充電は控えてください。出力が制限された場合は、安全な場所に停車してください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

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