OBD-II 故障コード

C064F: ブレーキ圧力センサーN回路低入力

意味

ブレーキ圧力センサーNの信号電圧が想定範囲を下回っています。この種の配線不良は、通常、配線被覆の擦れ、コネクターシール部への水の浸入、またはコネクター内で端子が押し戻されていることが原因です。コードが有効な状態でハーネスを揺すって確認すると、不具合箇所を特定できることがよくあります。

概要

  • 通常、ABSまたは横滑り防止装置の警告灯が点灯します
  • エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります

仕組み

ブレーキ圧力センサーNは油圧を測定し、その信号をブレーキコントロールモジュールに送信します。このコードは、信号回路がアースに短絡している場合や接続不良がある場合など、センサーNの信号がモジュールの期待する電気的範囲を下回ったときに設定されます。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. 信号線のアース短絡
  2. コネクター端子の腐食による接触抵抗の増大
  3. ハーネスの被覆が擦れて損傷

症状

  • ABS警告灯が点灯する
  • ESC/横滑り防止制御が停止する
  • ブレーキアシストが低下する可能性がある
  • スピードメーターの動作が不安定になることがある

診断方法

  1. フリーズフレームデータを保存し、ライブのセンサーN圧力を監視して、信号が低いか、故障中に変化するかどうかを確認します。
  2. センサーNのコネクターとハーネスに腐食、水濡れ、ピンの押し出し、または被覆の摩耗によるアースへの接触がないか点検します。
  3. コードがアクティブな状態で、ライブデータを見ながらセンサーNのハーネスを軽く動かし、断続的な低信号の位置を特定します。
  4. 配線図を使用してセンサーNの信号回路にアースへの短絡がないか確認し、メーカーの仕様に従って電源とアースを検証します。
  5. 回路に異常がない場合は、センサーNの読み取り値を実際のブレーキ圧と比較し、メーカーの指定に従ってセンサーとモジュール入力をテストします。

一般的な修理方法

  • 腐食または緩んだセンサーNのコネクター端子を清掃して確実に固定します。
  • 擦り切れた配線やアースに短絡したセンサーNの信号線を修理します。
  • 損傷したコネクターを交換するか、水の侵入を防ぐシールを復元します。
  • 回路が正常であるにもかかわらず出力が低い場合は、センサーNを交換します。

運転を続けても大丈夫ですか?

ABSやスタビリティコントロールが使用できなくなる可能性があり、ブレーキアシストが低下することがあります。ブレーキの感触が正常な場合に限り慎重に運転し、急ブレーキを避け、制動力やレスポンスに変化があれば停止してください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

同じ部品のコード