意味
入力電源ラインAの電圧が想定範囲を超えています。通常は充電系統の過電圧です。
概要
- 通常、通信が失われたシステムの警告灯が点灯します
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
モジュールはA入力電源を監視し、電圧が許容範囲内にあるか確認します。このコードは電源電圧が想定より高い場合にセットされ、モジュールまたは他のモジュールとの通信に支障が出ることがあります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- オルタネーターレギュレーターの故障(過電圧)
- ゲートウェイモジュールによるCANメッセージの誤ルーティング
- CAN終端抵抗(120 Ω)の規格外へのずれ
症状
- 複数の警告灯が点灯する場合がある
- 影響を受けたモジュールがリンプホームモードに入るかシャットダウンする場合がある
- モジュールに応じて特定の機能が作動しなくなる
- 診断ツールに通信故障が表示される場合がある
診断方法
- フリーズフレームデータを記録し、すべてのモジュールをスキャンして電圧と通信のコードを確認し、システム全体の過電圧とこのモジュールへの電源喪失のどちらが故障に関係したか調べます。
- 車両全体の電圧を上昇させるオルタネーター・レギュレーターの故障がないか、バッテリーの状態と充電系統の出力を確認します。
- 該当するモジュールのA電源コネクター、配線、ヒューズ、アースを点検し、損傷、接触不良、過熱の兆候がないか確認します。
- A電源で電圧を測定し、故障発生中を含めてメーカーの仕様と比較します。
- 供給電圧が正常な場合は車両配線図に従い、メーカー指定の終端を含め、ゲートウェイのルーティングとCANネットワークの状態を確認します。
一般的な修理方法
- A電源またはそのアースの接続不良を清掃し、確実に固定します。
- 損傷したA電源配線を修理するか、故障したヒューズまたは端子を交換します。
- 充電電圧が仕様を上回る場合は、オルタネーター・レギュレーターを修理または交換します。
- モジュールの電源が正常な場合は、ゲートウェイまたはCANネットワークの故障を修理します。
運転を続けても大丈夫ですか?
警告灯が増える、モジュールが停止する、または車両がリンプモードに入る場合は、過電圧によって電子機器が損傷したり車両機能が損なわれたりする可能性があるため、運転を続けず安全に停車してください。症状がない場合も診断のための短距離走行に限り、走行性や電装機能に変化があれば停車してください。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。