意味
ON/STARTイグニッション入力ラインの故障です。モジュールが一貫しないON信号またはSTART信号を検出しています。このモジュールとの通信が途絶すると、そのデータに依存する機能が失われます。診断機には「応答なし」と表示されることがあり、関連するモジュールはリンプモードに移行する場合があります。
概要
- 通常、通信が失われたシステムの警告灯が点灯します
仕組み
モジュールは、オンおよびスタート状態の認識に使われるイグニッション入力を監視します。ON/START信号がない、矛盾している、または不適切なタイミングで入力されるとU300Dがセットされ、モジュールが通常のオン状態と始動要求を区別できなくなります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- 配線またはコネクターの故障
- ゲートウェイモジュールによるCANメッセージの誤ルーティング
- CAN終端抵抗(120 Ω)の値が規定範囲から外れている
症状
- 複数の警告灯が点灯することがあります
- 該当するモジュールがリンプモードに移行するか、停止することがあります
- モジュールに応じて特定の機能が作動しなくなります
- 診断機に通信系の故障が表示されることがあります
診断方法
- すべてのモジュールをスキャンしてフリーズフレームまたはイベントデータを保存し、クランキング中にコードが発生したか、イグニッションオン中に発生したかを確認します。
- イグニッションオン時とクランキング中にモジュールのON/STARTライブデータを確認し、表示状態を実際のスイッチ位置と比較します。
- ON/START入力配線とコネクターに、ピンの緩み、腐食、摩耗、損傷がないか点検します。
- ONとSTARTの入力回路を個別にテストし、メーカーの配線情報および規定値と比較します。
- 両方の信号がモジュールに正しく届いている場合は、関連する通信コードを調べ、ゲートウェイのルーティングまたはCANの作動を点検します。
一般的な修理方法
- 損傷または接続不良のあるON/START入力配線またはコネクターを修理します。
- ONまたはSTART接点が回路テストに合格しない場合は、摩耗したイグニッションスイッチを交換します。
- イグニッション状態メッセージの誤りがテストで確認された場合は、ゲートウェイまたはCANネットワークの異常を修理します。
運転を続けても大丈夫ですか?
車両がエンストする、確実に始動しない、またはイグニッション状態の変化時に重要な機能を失う場合は、運転を避けてください。ON/START入力の異常により、連動するシステムが中断したり、確実に再始動できなくなったりすることがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。