OBD-II 故障コード

U350E: コントロールモジュール冷却ファン回路高入力

意味

モジュール冷却ファンの制御電圧が想定範囲を上回っています。このモジュールとの通信が失われると、そのデータに依存する機能が停止し、診断ツールに「応答なし」と表示されたり、関連モジュールがリンプホームモードに移行したりすることがあります。

概要

  • 通常、通信が失われたシステムの警告灯が点灯します

仕組み

コントロールモジュール冷却ファンは、高負荷モジュールを温度範囲内に保つために空気を送り、モジュールはファン制御回路を監視します。U350Eは回路信号が期待値よりも高いことを意味し、バッテリー電源への配線の短絡や、関連する制御またはネットワークの不具合が原因で発生する可能性があります。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. 配線の電源短絡
  2. ゲートウェイモジュールによるCANメッセージの誤ルーティング
  3. CAN終端抵抗(120 Ω)の抵抗値が規定範囲から外れている

症状

  • 複数の警告灯が点灯する場合があります
  • 影響を受けたモジュールがリンプホームモードに移行するか、停止する場合があります
  • モジュールによっては特定の機能が作動しなくなる場合があります
  • 診断ツールに通信異常が表示される場合があります

診断方法

  1. フリーズフレームデータを記録し、コードを消去する前に、関連するファン、高電圧、および通信コードについてすべてのモジュールを確認します。
  2. コードで指定された冷却ファン回路の位置を確認し、コネクターや配線に損傷、腐食、または電源供給線との接触がないか点検します。
  3. スキャンツールを使用してメーカー指定の条件でファンをオン/オフし、ファンの作動状況と報告された回路の状態を観察します。
  4. コントロール線にバッテリー電圧への短絡がないかテストし、電源回路とアース回路がメーカー仕様に適合していることを検証します。
  5. 配線に問題がない場合は、車両の配線図と整備情報を使用して、モジュールの出力およびゲートウェイまたはネットワークのルーティングを確認します。

一般的な修理方法

  • バッテリーまたはその他の電源に短絡している配線を修理します。
  • 損傷したファン回路のコネクターや配線を固定または交換します。
  • 不具合のあるファンの電源またはアース接続を復旧します。
  • 回路点検後に、確認されたモジュールの出力またはゲートウェイのルーティングの不具合を修理します。

運転を続けても大丈夫ですか?

影響を受けるモジュールが過熱している、シャットダウンしている、または車両の機能を制限している場合は、安全な場所に停車してください。ファンが適切に冷却できず、モジュールがシャットダウンする可能性があります。温度警告や症状がない場合は、運転を控えめにして変化に注意してください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

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