意味
解放指令が出ても、クラッチAが締結状態から移行できません。意図しないトルク伝達が続きます。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
クラッチAは締結中にエンジントルクを伝達し、トランスミッションが解放を指令したときに解放される必要があります。トランスミッションモジュールは圧力とクラッチの応答を監視します。このコードは、解放が指令された後もクラッチAが締結状態を維持し、不要なトルク伝達を許してしまう場合に設定されます。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- クラッチアクチュエーターが高圧で固着している
- 油圧の戻り通路が詰まっている
症状
- エンジン警告灯またはトランスミッション警告灯が点灯する
- 変速が乱暴になる、遅れる、または行われない
- リンプモード(1つのギアに固定)になる可能性がある
- 変速時に滑りや振動が生じる
診断方法
- フリーズフレームとトランスミッションデータを保存し、解放不良時のクラッチAの指令状態と実際の圧力を確認します。
- トランスミッションフルードの量と状態を確認し、油圧の戻り経路を妨げる汚染がないか調べます。
- クラッチAの制御に影響する漏れ、損傷、接続不良がないか、トランスミッションケースとアクセス可能な配線・コネクターを点検します。
- スキャンツールで解放中のクラッチAの指令圧力と実際の圧力を比較し、実際の圧力が想定より高いままか確認します。
- 圧力が低下しない場合は、メーカーの手順に従ってアクチュエーターと油圧戻り経路を点検し、アクチュエーターの高圧固着や通路の詰まりがないか確認します。
一般的な修理方法
- メーカーの要件に従って、トランスミッションフルードの量または状態を適正にします。
- クラッチAの圧力制御に影響する配線の損傷や接続不良を修理します。
- クラッチA回路の詰まった油圧戻り経路を清掃します。
- 高圧で固着しているクラッチAアクチュエーターを修理または交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
車両がクリープする、変速しにくい、またはクラッチAを確実に解放できない場合は、運転を避けてください。不要なトルク伝達は変速ショックやトランスミッションの損傷につながるおそれがあります。車両の制御性や走行性に影響が出た場合は、安全に停車して整備を手配してください。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。