OBD-II 故障コード

P0257: 噴射ポンプ燃料計量制御B範囲/性能(カム/ローター/インジェクター)

意味

噴射ポンプ燃料計量制御B範囲/性能(カム/ローター/インジェクター):信号が不自然であるか、有効範囲外です。該当するシリンダーへの燃料供給に影響します。

概要

  • 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
  • 排出ガスに影響を与えるため、排ガス検査に不合格になる可能性があります
  • エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります

仕組み

噴射ポンプ燃料計量制御Bは燃料供給を調整し、そのフィードバックを使って制御モジュールが計量応答の妥当性を判定します。制御Bの応答が想定範囲外の場合や、指令された作動と一致しない場合にP0257が設定されます。その結果、適切な燃料供給ができず、出力が低下することがあります。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. アクチュエーターBの特性がずれている
  2. センサー素子が校正範囲を超えて経年劣化している
  3. センサーの取り付けが緩み、信号が減衰している

症状

  • エンジン警告灯の点灯
  • 始動困難または始動不能
  • エンジンの回転不調
  • エンジン出力の低下

診断方法

  1. フリーズフレームデータを記録し、指令された制御Bの位置または燃料計量データと報告値を比較して、食い違いが発生する条件を調べます。
  2. 制御Bのコネクター、配線、取り付け部に、緩み、腐食、損傷、信号を乱す振動がないか点検します。
  3. 燃料供給系統に、詰まり、空気の侵入、汚染がないか確認します。これらにより燃料計量応答が範囲外に見えることがあります。
  4. 利用可能な場合はスキャンツールのデータで、指令の変化に伴い制御Bが滑らかに応答するか調べます。
  5. ポンプ修理が必要か判断する前に、アクチュエーター、フィードバック信号、回路をメーカーの仕様に照らしてテストします。

一般的な修理方法

  • 制御Bのコネクターや取り付け部の緩みを固定し、損傷配線を修理します。
  • 燃料計量応答に影響する燃料供給系統の詰まりやエア漏れを修理します。
  • メーカーのテストに合格しない制御Bのアクチュエーターまたはセンサーを交換します。
  • テストで噴射ポンプが仕様から外れていると確認された場合に限り、修理または校正します。

運転を続けても大丈夫ですか?

始動困難、エンジンの不調、出力低下がある場合は、エンストや始動不能に進行する可能性があるため、高負荷走行や長距離走行を避けてください。特に走行状態が悪化している場合は、早めに診断を受けてください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

同じ部品のコード