OBD-II 故障コード

P2D0A: モーターエレクトロニクス冷却水ポンプC固着/停止

意味

モーターエレクトロニクス冷却水ポンプCの固着または停止が検出されています。パワーエレクトロニクスの冷却に支障が生じています。

概要

  • 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
  • エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります

仕組み

モーターエレクトロニクス冷却水ポンプCは、パワーエレクトロニクス冷却回路に冷却水を循環させます。制御モジュールは、ポンプCが指令どおりに回転せず、固着または停止していることを検出するとこのコードを設定します。そのため、回路内の冷却水の流れが失われるおそれがあります。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. ポンプインペラーの異物噛み込み
  2. モーターの焼き付き

症状

  • エンジン警告灯またはハイブリッドシステム警告灯の点灯
  • 出力制限警告
  • 負荷時の性能低下

診断方法

  1. フリーズフレームデータとポンプCの指令値および実回転速度を確認し、ポンプCに作動指令が出ているときに停止が発生するか確認します。
  2. 車両の電源を安全に遮断した状態で、ポンプCのインペラー周辺と冷却水ホースに異物、折れ、損傷、詰まりの兆候がないか点検します。
  3. 冷却水量を確認し、ポンプCの回転を妨げる汚れや異物がないか調べます。
  4. ポンプCのコネクターと配線に、モーターの回転を妨げる緩み、腐食、熱損傷がないか点検します。
  5. 作動指令が出ている状態でポンプCの電源電圧を測定し、メーカーの仕様と比較して、モーターの停止と電源の異常を区別します。
  6. 電源と冷却水の経路に異常がない場合は、メーカーの手順に従ってポンプCのモーターが回転するか、回転速度フィードバックが応答するかを点検します。

一般的な修理方法

  • ポンプCの冷却水経路に手が届く範囲の詰まりがあれば取り除き、折れたホースを修理します。
  • ポンプCのループの冷却水不足または汚れを解消し、指定手順に従ってエア抜きをします。
  • ポンプCへの電力供給を妨げているコネクターの損傷または配線の異常を修理します。
  • インペラーが内部で固着している場合、または電源が正常でもモーターが回転しない場合は、ポンプCを交換します。

運転を続けても大丈夫ですか?

ポンプCの停止によりパワーエレクトロニクスの冷却が低下し、出力制限や過熱につながるおそれがあるため、高負荷をかけないでください。ハイブリッドシステム警告または出力制限警告が表示された場合は、安全な場所に停車してください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

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