意味
バンク2側のP2097に相当するコードです。バンク2の触媒後燃料補正がリッチ側限界に達しています。通常は触媒の酸素貯蔵能力の枯渇、またはバンク2側下流センサーのリッチ側偏りが原因です。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- 排出ガスに影響を与えるため、排ガス検査に不合格になる可能性があります
仕組み
触媒後燃料補正モニターは、バンク2の下流側酸素センサーを使って、そのバンクの触媒後の排気中酸素を評価し、燃料補正を行います。補正がリッチ側の限界に達するとP2099が記録されます。触媒の酸素貯蔵能力低下や、下流側センサーのリッチ側への偏りが原因となることがあります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- バンク2触媒の酸素貯蔵能力の枯渇
- バンク2下流側センサーのリッチ側偏り
症状
- チェックエンジンランプ点灯
- 排出ガス検査不合格
- 燃料消費量がわずかに増加する可能性
- 負荷時に排気から硫黄臭(腐った卵のような臭い)がする
診断方法
- フリーズフレームデータを保存し、バンク2の燃料補正値と上流側および下流側の酸素センサーデータを比較します。利用可能な場合はバンク1も比較対象にします。
- バンク2触媒周辺、排気接合部、下流側センサーコネクター、配線に漏れや損傷がないか点検します。
- 触媒を評価する前に、ミスファイアや燃料制御の故障がバンク2の排気を実際にリッチにしていないか確認します。
- メーカー指定の試験条件で、バンク2下流側センサーが上流側センサーに対して妥当な応答を示すか評価します。
- センサーと排気系の点検に異常がない場合は、メーカーの手順に従ってバンク2触媒の酸素貯蔵性能を試験します。
一般的な修理方法
- バンク2下流側センサー付近で見つかった排気漏れまたは配線損傷を修理します。
- 試験でリッチ側への偏りが確認された場合は、バンク2下流側酸素センサーを交換します。
- バンク2の排気が実際にリッチになるエンジンの状態を修理します。
- バンク2触媒の酸素貯蔵性能低下が確認された場合は交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
エンジンが正常に作動していれば通常は穏やかに運転できますが、硫黄臭や出力低下が現れた場合は長時間の高負荷走行を避けてください。このコードは排出ガス検査の不合格につながることがあり、リッチ状態での走行を続けると触媒を損傷するおそれがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。