OBD-II 故障コード

C058C: ブレーキブースターモーターB位置センサー回路低

意味

ブレーキブースターモーターB位置センサー回路低:信号電圧が想定範囲を下回っています。電動ブレーキブースターは制動アシストを発生させます。モーターまたはセンサーの故障により、ブレーキアシストが低下または作動しなくなるおそれがあります。安全に関わる故障です。

概要

  • 通常、ABSまたは横滑り防止装置の警告灯が点灯します
  • エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります

仕組み

ブレーキブースターモーターBがパワーアシスト力を発生させ、位置センサーがモーターの動きをブレーキ制御モジュールに伝えます。モーターBセンサー信号が想定範囲を下回るとC058Cが設定されます。信号がアース側に引かれている場合や、接続抵抗が過大な場合などに発生します。

主な原因

可能性の高い順に記載しています。

  1. 信号線のアース短絡
  2. コネクタ端子の腐食による接触抵抗の増大
  3. ハーネスの被覆が擦れて損傷

症状

  • ブレーキまたはABS警告灯
  • ブレーキアシストが低下または使用できなくなることがある

診断方法

  1. フリーズフレームデータを記録し、指令された動きとモーターB位置の読み取り値を比較して、コード設定時に信号が低かったことを確認します。
  2. 信号を低下させるおそれのある腐食、水の侵入、擦れ、絶縁被覆の損傷がないか、モーターBセンサーのコネクターとハーネスを点検します。
  3. 信号経路に特に注意して、コネクター端子の状態と嵌合を確認します。腐食や接触不良がないか調べます。
  4. メーカーの手順に従って、モーターB信号線の意図しないアース短絡と回路導通を点検します。
  5. 配線とコネクターに問題がなければ、メーカー仕様と比較してセンサー出力と基準電圧回路を点検し、センサーまたはモジュールの故障を切り分けます。

一般的な修理方法

  • 必要に応じて、腐食または緩みのあるモーターBセンサーのコネクター端子を清掃して固定します。
  • 擦れた配線、またはアースに短絡した信号線を修理します。
  • 信号点検に不合格となるモーターB位置センサーを交換します。
  • センサー回路が正常と確認された後に限り、ブレーキ制御モジュールを修理または交換します。

運転を続けても大丈夫ですか?

パワーアシストが低下または失われ、ブレーキペダルが重くなり、停止距離が延びるおそれがあります。ブースター故障を点検するまで運転を避けてください。特にブレーキ警告灯が点灯している場合や、ペダルの踏力が変化した場合は運転しないでください。

コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認

これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。

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