意味
受信モジュールがレインセンサーモジュールから妥当でないデータを受信しました。濡れ具合/雨量の値が妥当性チェックで異常と判定され、データは無効として扱われます。そのため、オートワイパーは固定間欠作動または停止状態に切り替わることがあります。
仕組み
レインセンシングモジュールはフロントガラスの水分量を推定し、自動ワイパーを制御するモジュールにその情報を送信します。受信側のモジュールが水分量または雨の強さのデータを妥当性チェックに合格しないと判断して拒否すると、U0532を設定します。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- モジュール内部の故障またはセンサー入力のズレ
- 部品交換後のソフトウェアバージョンの不一致
- CANメッセージのルーティングを誤っているゲートウェイモジュール
症状
- 複数の警告灯が点灯する場合がある
- 影響を受けたモジュールがフェイルセーフモードに入るか停止する場合がある
- モジュールに応じて特定の機能が作動しなくなる
- 診断ツールに通信障害が表示される場合がある
診断方法
- スキャンツールでフリーズフレームデータを記録し、U0532を記録したモジュールを特定します。このコードは受信側が拒否したデータを示すためです。
- レインセンサーに絞って点検する前に、車両全体で関連する通信系または電圧系のコードがないか確認します。システム電圧の低下やネットワークの不具合は、複数のモジュールに影響することがあります。
- レインセンサー周辺のフロントガラスに、読み取りに影響する汚れ、取り付け不良、損傷、ガラス交換などの作業がないか点検します。
- レインセンシングモジュールのコネクターと配線に、緩み、腐食、水の侵入、損傷がないか点検します。
- スキャンツールが対応している場合は、ライブデータのレインセンサー読み取り値と自動ワイパーの応答を、フロントガラスの実際の濡れ具合と比較します。
- センサーと配線に問題がない場合は、交換後のモジュールの互換性とソフトウェア設定を確認し、メーカーの手順に従ってゲートウェイのメッセージルーティングとモジュールを調べます。
一般的な修理方法
- レインセンサーとフロントガラスとの接触部を清掃し、正しく取り付け直します。
- 緩み、腐食、水濡れ、損傷があるレインセンサーのコネクターまたは配線を修理します。
- レインセンシングモジュール交換後の設定またはソフトウェアの互換性を適正化します。
- レインセンサーのメッセージを誤ってルーティングしているゲートウェイの不具合を修理します。
- 入力、配線、設定を確認しても読み取り値が妥当でない場合は、レインセンシングモジュールを交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
自動ワイパーが使用できない場合は、手動ワイパー操作を使い、視界に合わせて調整してください。雨天時に自動作動を当てにしないでください。この不具合は通常、利便機能に影響しますが、視界不良は運転を危険にすることがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。