意味
BMSが、バッテリーパックのサブセクションJが安全温度のしきい値を超えて作動していることを検出しています。このセクションのセル単位の冷却またはパックの熱管理に異常があります。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
バッテリー管理システム(BMS)は、バッテリーパックのサブセクションJの温度を監視し、セルを安全な温度範囲に保つため冷却を管理します。サブセクションJの報告温度がBMSのしきい値を超えると、このコードがセットします。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- このセクションへの冷却水の流量低下
- セルの不均衡による局所的な発熱
- 接地部の抵抗上昇
症状
- EV/ハイブリッドシステム警告灯が点灯する
- 出力が低下する、またはリンプモードになる
- 充電に失敗する、または充電速度が低下する可能性がある
- 電動走行可能距離が短くなる
診断方法
- フリーズフレームデータを記録し、サブセクションJの現在温度を他のパックセクションと比較して、値が継続的に高いのか、異常値なのかを確認します。
- バッテリー冷却システムの冷却液不足、漏れ、通路の詰まりなど、サブセクションJへの流量が制限されている兆候がないか確認します。
- 手の届く範囲でサブセクションJの温度回路と冷却回路に関係するコネクター、配線、アース箇所を点検し、緩み、腐食、損傷、熱痕がないか確認します。
- スキャンデータでサブセクションJのセル電圧と温度を隣接するセクションと比較し、不均衡や局所的な高温箇所がないか調べます。
- パック部品を故障と判断する前に、メーカーの仕様に従ってサブセクションJの温度センサー回路とアースの導通、抵抗、電圧降下をテストします。
一般的な修理方法
- 冷却液量を適正にし、バッテリー冷却経路の漏れや詰まりを修理します。
- サブセクションJに関係する腐食または緩みのあるアース接続部を清掃し、確実に固定します。
- サブセクションJのセンサー回路または冷却回路の損傷した配線や端子を修理します。
- セルの不均衡が確認された場合は是正し、テストで故障が特定されたパック部品を交換します。
運転を続けても大丈夫ですか?
警告が出ている間は充電や高出力を求める運転を避けてください。車両は出力を制限したり、リンプモードに移行したりする場合があります。警告が悪化した場合、出力が急激に低下した場合、またはパックに過熱の兆候がある場合は安全な場所に停車してください。使用を続けるとバッテリーの損傷が悪化するおそれがあります。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。