意味
クーラントバイパスバルブBが制御回路の低電圧状態を示しています。この種の配線異常は、配線の擦れ、コネクターシール部への浸水、または端子の後退が原因であることが多く、故障コードが有効な状態でハーネスを揺すると、発生箇所を特定できることがあります。
概要
- 通常、チェックエンジンの警告灯が点灯します
- エンジンやトランスミッションがフェイルセーフモード(リンプモード)に入る場合があります
仕組み
冷却水バイパスバルブAは、サーマルマネジメント経路に冷却水を通したり、迂回させたりします。モジュールは制御回路を監視し、回路の応答が想定範囲外になるとP0E78を設定します。対地短絡、コイル内部の短絡、または腐食による高抵抗の接続不良により、応答が不一致になることがあります。
主な原因
可能性の高い順に記載しています。
- 配線のアース短絡
- コイル内部の短絡
- コネクタ端子の腐食による接触抵抗の増大
症状
- エンジン警告灯またはハイブリッドシステム警告灯の点灯
- 車室内の暖房または冷房が弱くなることがあります
- 温度調整に時間がかかることがあります
診断方法
- フリーズフレームデータを記録し、バルブAの指令値、回路状態、冷却水温度のライブデータを確認して、範囲異常が発生する条件を特定します。
- バルブAの配線とコネクターを点検し、擦れ、浸水、腐食、端子の緩み、端子の後退がないか確認します。特にハーネスが動いたり、周辺部品に接触したりする箇所を重点的に調べます。
- 故障が現在発生している場合は、回路状態を確認しながら手の届く範囲のハーネスを軽く動かし、接続状態が変化するか調べます。高電圧部品には触れないでください。
- 配線図とメーカー指定の切り離し手順に従い、制御線の対地短絡を検査し、コネクター端子の接触状態を確認します。
- バルブAのコイル抵抗を測定し、メーカーの規定値と比較します。コイルと配線に異常がない場合は、メーカーの手順に従ってモジュール出力を点検します。
一般的な修理方法
- 擦れて損傷したバルブAの配線を修理し、絶縁と配索を元に戻します。
- 腐食したコネクター端子を乾燥、清掃、または交換し、損傷したシールを交換します。
- 制御線の対地短絡を修理します。
- コイルが内部短絡している場合はバルブAを交換します。
- 回路検査で原因が特定された場合に限り、モジュール出力を修理します。
運転を続けても大丈夫ですか?
不適切な冷却水の流路制御はサーマルマネジメントに影響するため、出力制限やバッテリーまたはモーターの温度警告が表示された場合は運転を控えてください。温度警告が表示された場合や、車両の出力が急激に低下した場合は、安全な場所に停車してください。
コードはコントロールユニットが故障を検知した場所を示すものであり、必ずしもその部品が故障しているとは限りません。原因を順番に確認し、部品を交換する前にテストで確認してください。 複数のコードをまとめて確認
これは共通コードです。どのメーカーでも同じ意味を持ちます。自動車メーカーが独自のサービス情報でより詳細な情報を追加している場合があります。